ニュース 農林水産 作成日:2017年4月25日_記事番号:T00070201
苗栗県の卸売業者が仕入れた鶏卵から規制値の2倍を超えるダイオキシンが検出された問題で、衛生福利部(衛福部)食品薬物管理署(TFDA)は「問題の鶏卵は既に店頭から撤去されており、現在市販されている鶏卵は安全だ。安心して食べてもらいたい」と呼び掛けた。25日付聯合報が伝えた。
問題発覚後、消費者の間に不安が広がったため、TFDAは「安全宣言」で、風評被害の防止に乗り出した格好だ。
また、TFDA、行政院農業委員会(農委会)、行政院環境保護署(環保署)は毒物専門家の意見を踏まえ、ダイオキシンを含む問題の鶏卵を摂取した場合でも、毎日5個以上食べない限りは危険性はないとする認識を明らかにした。台湾大学医学院毒理学研究所の姜至剛副教授は、今回検出された脂肪1グラム当たり5.2ピコグラム(pg・1兆分の1グラム)という量からみて、市民は食習慣を変える必要はないと指摘した。
一方、今回のダイオキシン卵問題では汚染源が特定されていないが、問題発覚で卵の売れ残りが相次いでいる。中華民国養鶏協会の予測によると、鶏卵の生産地価格は明日にも1台斤(600グラム)当たり23台湾元(約84円)と通常よりも6元下落する。
同協会の詹茂進理事長は「検査報告で農家側の問題ではないと判明した場合、衛福部に対し国家賠償を求める構えだ」と述べた。飼料に問題があると判明した場合は、飼料メーカーに賠償を求める方針だ。
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