ニュース 政治 作成日:2017年4月25日_記事番号:T00070205
台湾民意教育基金会が24日発表した4月の支持率調査で、蔡英文総統に対し「満足」との回答が38.6ポイントだった一方、「不満足」は46ポイントと前月比から3.5ポイント上昇し、就任以降で2番目に高い水準となった。蔡総統は厳しい評価のまま来月の就任1周年を迎えることになりそうだ。25日付中国時報などが報じた。
蔡総統は年金改革などで着実な成果を上げていくことが支持率反転への鍵だ(中央社)
林全内閣に対する評価は「満足」が33.1%、「不満足」53.9%と蔡総統よりも厳しい。民進党の安定多数による政権運営に対しては、「非常に満足」と「やや満足」の合計が35%である一方、「あまり満足ではない」と「非常に不満」の合計が59.1%と「不満」の割合が24ポイント上回った。職業別では農業従事者(41.3%)、無職者(48.3%)を除くあらゆる職業で「不満足」が5割以上に達した。
また、地域別では民進党の支持基盤である雲林・嘉義・台南地域、高雄・屏東地域でいずれも「不満足」が過半となり、台中・彰化・南投では63.7%に達した。
蔡政権の評価が低迷している現状について世新大学の彭懐恩教授は「一度に多くの改革に手を付け過ぎている。しかも保守派からは急進的過ぎと、改革派からは慎重過ぎとみられている」と双方から評価されていないと指摘した。
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