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彰化銀経営権問題、台新金と財政部が再び対立


ニュース 金融 作成日:2017年4月26日_記事番号:T00070225

彰化銀経営権問題、台新金と財政部が再び対立

 金融持ち株会社の台新金融控股(台新金)は25日、彰化銀行の経営権争いに関連し、「財政部は過去の文書による約束を守り、台新金による(彰化銀董事会定数の)過半数獲得を支持すべきだ」とする声明を発表した。26日付経済日報が報じた。

 彰化銀行では6月16日の定時株主総会での役員改選に向け、25日の董事会で董事候補者の資格審査を行い、台新金と財政部がそれぞれ立てた一般董事5人、独立董事(社外取締役)3人の候補計16人、3位株主龍巖集団が立てた一般董事候補2人の立候補資格を認定した。定員は一般董事6人、独立董事3人で、候補18人が9つの席を争う形となった。

 台新金は声明の発表理由について、財政部が台新金と同数の候補を擁立したためで、財政部には台新金が董事会で過半数を占めることを「妨害」する狙いがあると説明した。

 これに対し、財政部は同日、台新金との契約関係は既に存在しないとした上で、「これまで交渉を拒んだことはなく、喜んで台新金と意思疎通を図りたい」とする反論の声明を出した。