ニュース 金融 作成日:2017年4月26日_記事番号:T00070228
富邦金融控股傘下の中国子銀行、富邦華一銀行は25日、同国の一般市民を対象とする人民元預金および融資業務が可能となるライセンスを当局より取得したと発表した。中国の台湾系銀行は従来、法人向け業務のみ取り扱いが認められていたが、同行は初めて中国の地場銀行と変わらない、全面的な人民元業務が可能となった。26日付経済日報が報じた。
富邦華一銀は中国国内に営業拠点が24カ所あり、台湾系銀行で最も拠点数が多い(同行リリースより)
業界関係者によると、台湾の銀行は現在、中国に分行(地域本部)や子行(子銀行)を開設することができるが、企業向け業務のみ可能な分行に対し、子行は現地に法人を設立し、監督機関が各業務ごとに発給するライセンスを取得すれば、一般市民向け業務も取り扱うことができる。
ただ、一般市民向け人民元業務の取り扱いライセンス取得は難しく、これまで台湾系子銀行はいずれも未取得となっていた。今回、富邦華一銀行が同ライセンスを取得したことで、今後、他の台湾系子銀行にも同様の対応が期待されている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722