ニュース その他分野 作成日:2017年4月26日_記事番号:T00070231
台湾経済研究院(台経院)は25日、台湾の2017年の域内総生産(GDP)成長率予測値を2.04%へと、従来から0.26ポイント上方修正した。世界景気の回復を理由に挙げつつ、注目商品の米アップルのスマートフォン次期機種「iPhone8」については、好調な販売は初期のみになる恐れもあるとして慎重視し始めたことを明らかにした。26日付工商時報が報じた。
台経院は、iPhone8向け部材の在庫積み増しが前倒しで始まったこと、および原材料価格の上昇を上半期の経済成長要因として挙げた一方、個人消費に成長が見られないこと、また物価と原材料において比較対象の前年の数値が低かった効果が低減するため、GDP成長率予測は▽第1四半期、2.55%▽第2四半期、2.3%▽第3四半期、1.9%▽第4四半期、1.47%──と、四半期ごとに縮小するとの見通しを示した。
台経院が同日発表した3月の製造業の営業景気観測指数は98.29ポイントで前月比0.09ポイント上昇と、ほぼ横ばいだった。サービス業は1.68ポイント上昇の91.93ポイントと、過去1年10カ月で最高となった一方、建設業は89.8ポイントで1.6ポイント下落した。
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