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カラオケ2大手の合併、公平会が不承認


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年4月25日_記事番号:T00007024

カラオケ2大手の合併、公平会が不承認

 
 好楽迪(ホリデー)と銭櫃(キャッシュボックス)のカラオケボックス業界大手2社が申請していた両者の合併案について、行政院公平交易委員会(公平会)は24日、「市場で独占的な地位を占め、他業者の経営を圧迫する恐れがある」として不承認の判断を下した。25日付自由時報が報じた。 

 公平会によると、両者が合併した場合、全土の市場シェアは51%、特に台北県市では90%以上に上る。このため、市場をほぼ独占して他業者の経営を困難にし、消費者の権益に悪影響を与える懸念を指摘した。

 公平会の判断に対し、銭櫃の呂嘉正スポークスパーソンは、「両社の董事会でそれぞれ協議してから対応を決定したい」とコメントした。  

 好楽迪と銭櫃は2003年に最初の合併計画を申請。当時は両社合わせても市場シェアは41%だったため、公平会は付帯意見を付けつつ承認していた。しかし、その後好楽迪が申請を撤回し合併は実現しなかった。そして、今回は昨年12月に改めて合併の申請となったものの、不承認の判断が下された。