ニュース 機械 作成日:2017年4月27日_記事番号:T00070248
ハイエンド5軸加工機の台湾最大手、百徳機械(クアサー・マシン・ツールズ)の董事会は26日、第2四半期に予定していた株式の店頭公開を見送ることを決定した。同社は、工作機械業界の景気回復により同社の受注見通しは4カ月半と昨年同期の3カ月半より良いが、予想を上回る為替差損で第1四半期の業績が悲惨な結果になったとして、タイミングを見て改めて店頭公開を申請すると説明した。27日付経済日報が報じた。
業界関係者は、他のメーカーも多くが第1四半期に為替差損で赤字になった可能性があると指摘している。
証券会社は、程泰機械(グッドウェイ・マシン)の第1四半期為替差損は7,000万台湾元(約2億6,000万円)、傘下の亜崴機電(AWEA)は6,000万元、グループ全体で1億5,000万元に上った可能性があり、2008年の金融危機以来初となる同期赤字の恐れがあると指摘した。
また、和大集団の第1四半期連結売上高は前年同期比19%増の16億9,900万元で四半期別の過去最高を更新したが、為替差損は1億3,000万元に上ったとみられる。グループ傘下の高鋒工業(kafo)は売上規模が小さいため、為替差損により赤字となった可能性が指摘されている。
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