ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「台北市のバブル率38%」、不動産専門家が警告


ニュース 建設 作成日:2008年4月25日_記事番号:T00007025

「台北市のバブル率38%」、不動産専門家が警告

 
 不動産市場の専門家として知られる張金鶚政治大学地政系教授は24日、台北市の不動産価格について、「今年第1四半期の時点でバブル率が38%に上っている」という調査報告を発表し、住宅ローンの融資に慎重を期するよう銀行業界に呼び掛けた。

 張教授によると、第1四半期の台北市内の予約販売物件の1坪平均価格は53万台湾元(約182万3,000円)で、最近3年未満で50%値上がりした。しかし、同期間の台北市民の恒常性所得の成長率は2%のみ、賃貸価格の上昇率もわずか1.4%で、売買価格の上昇率が突出して大きくなっている現状は不合理だと語った。

 張教授はまた、今回の2005年に始まった台北市の不動産バブルは最近35年間で2回目で、1回目は87年から91年まで、バブル率は47%に上ったことも指摘した。