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正隆紙業の中国事業、6月に香港上場


ニュース その他製造 作成日:2008年4月25日_記事番号:T00007026

正隆紙業の中国事業、6月に香港上場


 工業用紙大手の正隆紙業は、上海の中隆紙業、東莞正隆紙製品などの中国子会社を統合した形で、6月末に香港市場に上場して資金調達を行うことを決定した。香港の証券会社によると、正隆が今回調達するのは約10億香港ドル(約134億円)で、主に東莞(広東省)、昆山(江蘇省)、杭州(浙江省)の生産ライン拡充に投じるとみられる。25日付工商時報が報じた。
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 正隆は、株式公開が実現すれば、調達した資金で中国で2社目となる工業用紙メーカーを設立し、同時に川下紙器メーカー6社の規模拡充を加速させる計画だ。

 正隆は3年以内に中国工場の工業用紙生産量が100万トンを超え、川下紙器メーカーの生産量も10億平方メートルを超えると予測している。

 最近中国の製紙会社で合併が進み、正隆、永豊餘造紙、栄成紙業などの台湾系製紙会社は競争の激化に直面しており、上海の証券会社は、このため正隆は政権交代による対中投資の上限規制を制限緩和を待たずに香港上場を急いだと分析している。永豊餘と栄成も同様に香港上場で資金調達を行うとみられる。