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エイサーの米国PC事業、今年も成長見通し


ニュース 電子 作成日:2017年4月28日_記事番号:T00070269

エイサーの米国PC事業、今年も成長見通し

 宏碁(エイサー)のジョン・グエン米国小売販路部門バイスプレジデントは28日、ニューヨークで行った新製品発表会の席上で、昨年はノートパソコンのクロームブックや薄型機種、ゲーム用機種、2in1機種などの販売が大幅に増え、平均販売価格(ASP)を押し上げたと話した。今年は液晶モニターを含めたゲーム用PC関連製品がさらに充実し、新製品が約30種類に倍増するとして、昨年以上の業績が期待できるとの見通しを示した。28日付工商時報が報じた。

/date/2017/04/28/01Acer_2.jpgエイサーはPCやモニターの他、スマートウオッチ「リープウエア」を発表した(同社リリースより)

 エイサーの米国における主な販路であるマイクロセンターのケビン・ジョーンズ調達部門バイスプレジデントは、エイサーは2~3年前からゲーミング市場の先行きを見越してサブブランドの「Predator(プレデター)」製品を投入してきたと説明。画面サイズ15~17インチのゲーム用ノートPCや24インチの液晶モニターの売れ行きが良く、中でも価格1,300米ドルのゲーム用34インチ曲面モニターの販売量が最も多いと明かした。エイサーが米国で発売した最高級ゲーム用パソコン「プレデター21X」(8,999米ドル)も世界限定300台のうちマイクロセンターが既に7台の在庫を確保しており、好調な売れ行きが予想されている。

クロームブックで世界首位維持

 エイサーは世界クロームブック市場で昨年シェア28%を獲得し、3年連続の首位となった。市場調査会社、NPDの統計によると、エイサーの今年第1四半期の消費者向けクロームブック売上高は前年同期比70%増と同業を大きく上回った。