ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

仁大工業区の石化業者、五軽移転に反対


ニュース 石油・化学 作成日:2008年4月25日_記事番号:T00007029

仁大工業区の石化業者、五軽移転に反対

 
 台湾中油第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区、通称五軽)の移転問題がクローズアップされる中、周辺の仁大工業区(高雄県仁武郷、大社郷)に進出する石化業者20社余りは移転に難色を示している。25日付経済日報が伝えた。

 台湾中油は蕭万長次期副総統が経済部長在任中の1990年に掲げた「25年後の移転」はやむを得ないとの立場を固めており、周辺石化メーカーを含めた移転先確保が急がれている。

 台湾中油と馬英九新政権は、雲林県の国光石化プラント周辺に1,200ヘクタールの用地を確保し、五軽と周辺石化メーカーを移転させる構想を立てている。しかし、仁大工業区の業者の反応は冷ややかだ。

 周辺石化メーカーの経営者は、「仁大工業区の工場は減価償却も完了し、少なくとも赤字にはならないが、もし雲林県に移転するとなれば、現在の工場の取り壊しと新工場の建設で多額の費用がかかり、負担が重い」と話した。

 業者の多くは、国民党が政権交代したのを機に、地元住民との交渉を交渉を行い、移転公約の撤回を図るべきと主張している。