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メディアテックQ1粗利率33%、過去最低を更新


ニュース 電子 作成日:2017年5月2日_記事番号:T00070290

メディアテックQ1粗利率33%、過去最低を更新

 IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)が28日発表した第1四半期業績は、連結売上高が560億8,300万台湾元(約2,090億円)で前期比18.3%減、前年同期比0.3%増、粗利益率は33.5%(前期比0.1ポイント低下)と過去最低を更新した。純利益は中国安徽省の子会社、傑発科技(オートチップス)の売却益の一部を計上したことで前期比29.2%増、前年同期比48.4%増の66億3,900万元となった。29日付工商時報などが報じた。

 謝清江同社副董事長は、第1四半期は中国市場の在庫調整と為替差損によって成長ペースが落ちたと説明。第2四半期はデュアルレンズなど多機能スマートフォンが主流になるに従い、それらを支援するHelioシリーズのP20、X30チップの中国市場での販売が増えることから、業績は段階的な改善が見込めると説明した。

 謝副董事長は一方、デュアルレンズ対応で2,500万画素を支援するISP(イメージ・シグナル・プロセッサー)搭載のP30チップが第4四半期に量産、出荷となる見通しで、粗利益が一定程度改善されるとの見方も示した。P30は12ナノメートル製造プロセスを採用する。