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JDI高雄子会社、車載用注力でフル稼働


ニュース 電子 作成日:2017年5月2日_記事番号:T00070294

JDI高雄子会社、車載用注力でフル稼働

 ジャパンディスプレイ(JDI)の100%子会社で車載用ディスプレイのモジュール組み立てを手掛ける高雄晶傑達光電科技(KOE、高雄市)は過去3年間で生産能力を2倍に増強、かつ現在はフル稼働状態となっておいる。売上高も2014年の55億台湾元(約205億円)から昨年は73億元に成長、さらに今年は100億元突破を目指す。2日付工商時報が報じた。

 高雄日立電子を前身とするKOEは従来、産業用ディスプレイ製品を主力としていたが、2014年末に8億元を投じて車載用ディスプレイの生産能力を拡充。製品の品質と安定した納期がJDIから高い評価を受け、現在JDIが毎月160万~170万枚を出荷する車載用パネルのうち、約3分の1のモジュール組み立てをKOEが手掛けている。

 このほかKOEでは従業員数も過去3年で800人から1,600人に倍増したが、週休2日制(一例一休)導入に応じ、今年はさらに2,000人まで増やす方針だ。張士昌同社董事長は「当社は業界水準を上回る待遇を提供しており、台湾南部の若者に良い仕事を残したい」と語っている。