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和大工業の嘉義スマート工場、従業員7分の1へ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2017年5月2日_記事番号:T00070296

和大工業の嘉義スマート工場、従業員7分の1へ

 自動車部品大手、和大工業(HOTA)の沈国栄董事長は1日、大埔美精密機械園区(嘉義県)第1期スマート型工場が今年末に全面稼働するとの見通しを示した。同工場では作業員30人で稼働させることが可能で、従来型工場の210人に比べ労働力を7分の1に削減できるという。2日付経済日報が報じた。

 和大工業の大埔美精密機械園区第1期工場では生産ライン7本の設置を計画しており、うち4本が既に完成。8月末にテストを終える予定で、さらに残り3本も年末に本格稼働する見通しだ。

 沈董事長は先ごろ、週休2日制(一例一休)導入によって企業にコスト増加、労使対立といった問題が発生するため、同社では今後4年間で運搬、包装などに関する作業を全てロボットに切り替えると表明。少なくとも1,000台以上のロボットを調達し、従業員が不足した場合も新たな人材の補充は行わないことを目指すと語っていた。

 ただ一方で沈董事長は、スマート型工場の運営に必要となるモノのインターネット(IoT)、ビッグデータ分析、クラウドコンピューティング管理などの技術に精通した人材が不足しており、「月給6万台湾元(約22万円)を提示しても人が見つからない」と語り、政府に対策を求めた。