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台湾小野薬品「オプジーボ」、 進行期腎細胞がんの適応承認取得


ニュース 医薬 作成日:2017年5月2日_記事番号:T00070300

台湾小野薬品「オプジーボ」、 進行期腎細胞がんの適応承認取得

 台湾小野薬品工業(台湾小野)は、ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体「オプジーボ(R)20mg、100mg点滴静注(一般名・ニボルマブ)」について、血管新生抑制の治療歴を有する進行期腎細胞がんの治療薬として、衛生福利部(衛福部)食品薬物管理局(TFDA)から承認を取得した。

 腎細胞がんは、成人の腎実質に発生する悪性腫瘍。台湾における腎悪性腫瘍の2013年発症者数は約1,200人(うち腎細胞がんが約1,100人)で、年間死亡者数は約500人。現在、治療歴を有する進行期腎細胞がんに対する新たな治療薬の開発が期待されている。

 オプジーボは、PD-1とPD-1リガンドの経路を阻害することで抗腫瘍免疫応答を再活性化する免疫チェックポイント阻害薬。現在、ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)社との連携の下に60カ国以上で規制当局からの承認を取得している。台湾においては、2014年7月に締結した戦略的提携関係に基づき、台湾小野と台湾BMSが共同で販売を促進していく。