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彰化銀元行員が休眠口座預金着服、日本人女性が被害


ニュース 社会 作成日:2017年5月2日_記事番号:T00070309

彰化銀元行員が休眠口座預金着服、日本人女性が被害

 彰化商業銀行の元行員の男(44)が在職中の2003年に休眠口座の預金1,100万台湾元(約4,100万円)余りを着服していたことが最近になって発覚し、台北地方法院検察署は1日、元行員を銀行職員背任罪で起訴した。2日付自由時報が伝えた。

 口座は日本人女性の名義で、1997年に開設され、98年に970万元が預けられた後、2003年まで5年間にわたり取引がない状態だった。04年まで彰化銀台北支店に勤務していた元行員は、03年8月から9月にかけ、電話による振込サービスを利用し、日本人女性の口座から利息を含め約1,100万元を不正に引き出した疑い。

 犯行は長年発覚しなかったが、2014年に日本人女性が窓口を訪れ、預金を引き出そうとしたところ、預金が蒸発し、口座が閉鎖されていることが判明。同行は内部調査の結果、元行員による犯行と断定し、昨年2月に刑事告訴していた。元行員は犯行を否認している。

 彰化銀は被害者の日本人女性の預金と利息分を補償した。