ニュース 金融 作成日:2017年5月3日_記事番号:T00070328
金融監督管理委員会(金管会)は2日、安泰商業銀行がターゲット・リデンプション・フォワード(TRF)と呼ばれる金融派生商品(デリバティブ)を不適正な形で販売していたとして、罰金1,000万台湾元(約3,700万円)の処分を下した。14日付経済日報が報じた。
金管会は2014年6月からTRFの不正販売で銀行17行を処分し、合計で8,600万元の罰金処分を下した。
安泰銀はTRFの価格にリスク費用を算入していなかったほか、販売担当者の資格不備、TRFをリスクヘッジの必要がない顧客にも販売していた点などを問題視した。
金管会銀行局の呂蕙容副局長は「TRFなど複雑で高リスクのデリバティブを扱う場合、銀行が価格決定能力を備えることを求める新たな管理監督措置を検討している」と説明した。現状ではデリバティブを設計した他の金融機関(通常は投資銀行)に価格決定を委ねるケースが多いとされる。
安泰銀がTRF関連で処分を受けたのは2回目。同行は「TRFは既に1年以上前に販売を中断している。金管会の処分に従い、改善を進めていく」とコメントした。
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