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サムスンペイがスタート、銀行6行がキャンペーン


ニュース 金融 作成日:2017年5月3日_記事番号:T00070330

サムスンペイがスタート、銀行6行がキャンペーン

 サムスン電子のモバイル決済サービス「サムスンペイ」の試験運用が2日台湾でスタートし、サムスンペイに登録可能なクレジットカード発行銀行7行のうち6行がキャンペーンを開始した。3日付工商時報が報じた。

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 台新国際商業銀行(台新銀行)は22日までに同行発行のクレジットカードでサムスンペイを利用すれば100台湾元(約370円)還元する。1人当たり還元は1回限りで、最初の1万人が対象だ。

 台北富邦銀行は6月30日までに同行発行のクレジットカードでサムスンペイに登録すれば100元還元し、期間中の利用で1回当たり10%(最大100元)を還元する。

 このほか、▽玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)▽聯邦商業銀行(ユニオン・バンク・オブ台湾)▽スタンダードチャータード銀行(渣打国際商業銀行)▽シティバンク(花旗銀行)──も同様のキャンペーンを実施している。国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)はサムスンペイの本格運用が開始する23日以降にキャンペーンを展開するとみられる。

 サムスンペイはサムスンのスマートフォン「ギャラクシー」シリーズの「ノート5」、「S7」、「S8」、「A5」、「A7」などで利用できる。

 台湾では3月末にアップルのモバイル決済サービス「アップルペイ」がスタートし、既に登録クレジットカードは100万枚に上ったとみられている。

 金融監督管理委員会(金管会)によると、台湾における電子決済の割合は既に30%に達したとみられ、金管会は2020年までに52%に高める目標だ。中央銀行の楊金龍副総裁は、台湾独自のモバイル決済サービス「T Wallet(台湾ペイ)」も競争力を高めてサムスンペイやアップルペイに対抗すべきだと話した。