ニュース 機械 作成日:2017年5月4日_記事番号:T00070351
工作機械の程泰集団は今年第1四半期、台湾元の対米ドル相場上昇によってグループ全体で1億6,000万台湾元(約6億円)の為替差損を計上。傘下の程泰機械(グッドウェイ・マシン)と亜崴機電(AWEA)は上場以来初めて四半期ベースで赤字を記録した。4日付工商時報が伝えた。
程泰機械3日発表した第1四半期決算は、連結売上高が15億8,600万元、本業利益1億4,000万元を計上したが、為替差損7,000万元が発生し3,100万元の純損失となった。AWEAは売上高が9億5,800万元、本業利益4,200万元に対し為替差損6,000万元で、2,500万元の純損失となった。
両社によると、第1四半期の出荷レートは、昨年第4四半期の受注時の対米ドル相場、1米ドル=31~31.5元で計算したため、出荷するほど損失が膨らんだ。現在は出荷レートを1米ドル=30元に引き上げてリスクヘッジしている。
程泰集団の楊徳華董事長は以前、好調な受注を理由に1米ドル=30元になっても傘下2社の黒字を予想していた。しかし結果は赤字となり「利益がすべて為替差損で食われてしまい非常に残念だ。経営チームが引き続き努力することを希望する」とコメントした。
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