ニュース 機械 作成日:2017年5月4日_記事番号:T00070353
家庭用ミシン受託生産の世界最大手、伸興工業の第1四半期決算は、受注減と台湾元の対米ドル相場の急騰で8,200万台湾元(約3億800万円)の純損失となった。四半期ベースの赤字は創業以来初めてという。4日付工商時報が伝えた。
同社幹部によると、受託先の昨年末の販売が予想を下回ったことが今年第1四半期の受注に影響し、出荷台数は前年同期の58万台から48万台に減少。売上高は前年同期比20%減の9億7,300万元だった。日本などのライバルメーカーも、2桁以上の減収となっている。
鉄鋼など原料価格上昇が製造コストを押し上げたものの、第1四半期は本業利益がなお6,700万元あった。しかし、台湾元の急速な上昇に利益を奪われた。同社の第1四半期の為替差損は1億6,000万元で、昨年1年間の1億米ドルを上回った。
同社によると、第2、第3四半期は毎年、家庭用ミシンの需要期で、今年も4月から市況が回復を始めた。同社の第2四半期受注台数は100万台で、4月の予測値の90万台を上回った。7~8月も100万台水準の受注を予測している。
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