ニュース 金融 作成日:2017年5月4日_記事番号:T00070360
金融監督管理委員会(金管会)は3日、立法院での答弁で、永豊金証券の香港子会社が昨年9月から中国資本による台湾株投資を違法に仲介した疑いがあるとし、処罰を検討していることを明らかにした。台湾の証券会社が中国資本による違法な株式投資を仲介したとして金管会に摘発されるのは初めてだ。4日付経済日報が伝えた。
金管会によると、問題の中国資本には6カ月以内に保有する台湾株の売却を求める。株式を保有しているのは中国資本が設立した香港企業だという。
現行規定では、中国資本が台湾株に投資を行う場合には、適格国内機関投資家(QDII)の資格を持ち、投資額が5億米ドルを超えないこと、通信、国防などのセンシティブ分野に投資しないことなどが条件となっている。永豊金証券はこうした条件を無視し、投資を仲介していた。
永豊金証券の親会社、永豊金融控股は「直ちに内部検討を行い、香港子会社による台湾の金融証券関連の監督規範の順守を強化する」とコメントした。
永豊金証券をめぐっては最近、粉飾会計疑惑が浮上した中国の乳業大手、中国輝山乳業(遼寧省瀋陽市)への投資で多額の損失を計上するなど問題が相次いでいた。
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