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TSMC傘下の創意電子、7ナノ18年量産へ【表】


ニュース 電子 作成日:2017年5月5日_記事番号:T00070371

TSMC傘下の創意電子、7ナノ18年量産へ【表】

 台湾積体電路製造(TSMC)傘下のIC設計会社、創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)は7ナノメートル製造プロセスの設計フロー初期バージョンを完成させており、年内にバージョン1.0のテスト用ICチップをテープアウト(設計完了)し、2018年に量産を開始する予定だ。TSMCの7ナノプロセスによる生産計画を支援する。5日付工商時報が報じた。

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 創意電子はTSMCの12ナノプロセスによる生産を支援する設計フローの開発も進めており、第3四半期にテスト用ICチップのテープアウト、第4四半期に量産を予定している。

 創意電子は現在、▽インターネット上の仮想通貨であるビットコインのドル建て価格が過去最高を更新したこと▽メーカーが人工知能(AI)と機械学習(マシン・ラーニング)に参入していること──を受け、16ナノプロセスによるビットコイン採掘(マイニング)機、AI向けASIC(特定用途向けIC)の受託開発(NRE)と量産の受注が満杯となっている。

 創意電子は董事会で、TSMCが中国南京市で建設を進める12インチウエハー工場が来年下半期に16ナノプロセスによる生産を開始する計画に合わせ、南京市に100%子会社を設立することを決議した。資本金は1,000万米ドル。AIに参入する中国メーカーやIC設計会社からASICを受注する狙いだ。