ニュース 電子 作成日:2017年5月5日_記事番号:T00070376
宏碁(エイサー)は董事会で、奇美集団のデジタルサイネージ(電子看板)最大手、前線媒体(パイロットTV)の株式約20%を取得することを決議した。エイサーの施宣輝・自建雲(BYOC)スマート製品事業部門総経理は、経営権の獲得が目的ではなく、パイロットTVを通じて、エイサーのデジタル広告事業を強化すると説明した。5日付経済日報などが報じた。
施氏(後列の右4)は、デジタル看板の新事業は粗利益率2~3割以上の条件を満たしていると話した(4日=中央社)
施総経理は、エイサーのデジタル看板ソリューションは既に世界1万7,000カ所の小売拠点で導入されており、今後も関連会社に出資する可能性があると語った。
顧客はこれまでデジタル看板を設置するため、液晶パネルはサムスン電子や群創光電(イノラックス)、クラウドは米アマゾン・ドット・コムなど、異なる企業の製品やサービスを採用しなければならなかった。エイサーは今後、顧客にワンストップサービスを提供する考えだ。
パイロットTVは台湾のコンビニエンスストア、ファストフード店、喫茶店、都市交通システム(MRT)駅など8,000カ所以上にデジタル看板を設置している。
陳俊聖CEO、董事長兼任へ
エイサー創業者の施振栄(スタン・シー)氏は4日、陳俊聖(ジェイソン・チェン)世界総裁兼執行長(CEO)に経営を引き継ぐ方針に変更はなく、陳氏が今後董事長を兼任する考えを明らかにした。エイサーは6月に董事会の役員改選を予定している。施氏はさらに、各事業部門に総経理を置くほか、最高執行責任者(COO)職の新設で役割を分担することも検討しているが、次期董事長の考えを尊重すると説明した。
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