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TSMC、クアルコム45ナノチップ受注へ


ニュース 電子 作成日:2008年4月25日_記事番号:T00007038

TSMC、クアルコム45ナノチップ受注へ


 台湾積体電路製造(TSMC)は、今年6月に米クアルコムより3世代(3G)携帯電話向けの45ナノメートルプロセスによる新型チップを受注し、量産に入る見通しだ。25日付工商時報が報じた。

 クアルコムのポール・E・ジェイコブスCEO(最高経営責任者)は、米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題などの影響により末端の消費力に陰りが見えるものの、3G携帯電話の出荷は依然堅調な成長を続けており、同社のCDMAおよびWCDMAチップの出荷量は第1四半期8,500万セットに達し、第2四半期は8,800万セットまで増えると指摘した。アナリストは、下半期の出荷量はさらに増え、単期9,500万セットの過去最高になると予測している。

 クアルコムの3Gチップは、主に日月光半導体(ASE)に封止・検査を委託し、フリップチップ基板は景碩科技(キンサス・インターコネクト・テクノロジー)の製品を採用している。下半期には新たに矽品精密工業(SPIL)、京元電子(KYEC)、全懋精密科技(フェニックス・プレシジョン・テクノロジー)などを封止・検査および基板の委託先に加わる見通しだ。