ニュース 石油・化学 作成日:2017年5月5日_記事番号:T00070380
台湾中油(CPC)は4日、中国の中国海洋石油(CNOOC、中海油)および仏石油大手トタルの中国子会社、道達爾(中国)と、台湾海峡南端でガス田開発に向けた共同調査を行う契約を結んだと発表した。採掘が実施され経済効果がもたらされれば、中台大手による海底資源の共同開発で初の成功事例となる。5日付経済日報が報じた。
出資比率はCPCとCNOOCが25.5%、道達爾が49%。調査を行うエリアは、東経117~120度、北緯20~22度の約2万5,000平方キロメートルで、高雄の外洋約70キロメートルの台湾海峡中間線の南端に位置する。中台が互いに領有権を主張している海域が半分ずつで、領有権問題が敏感な南シナ海は範囲に含まれない。
調査期間は8年で、道達爾が技術と費用を負担するため、CPCはリスクを負わない。同社は、天然ガス埋蔵量は未知数で、調査後に採算が取れるか否かを検討すると説明した。
調査海域に隣接する珠江デルタ付近では天然ガスが多く埋蔵されていることが分かっている。同地域のガス鉱脈が今回調査を行う海域まで延びているとみられ、ガス田発見の可能性はかなり高いと期待されている。
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