ニュース 石油・化学 作成日:2017年5月5日_記事番号:T00070382
台湾中油(CPC)、台橡(TSRC)、富邦金融創投の3社出資による石化メーカー、台耀石化材料科技は、工場設置計画の頓挫を経て解散が決まり、3社は出資比率に応じて損失を計上することになった。5日付工商時報が報じた。
台耀石化は2011年、ナフサ分解によって副生する混合物C5留分関連の事業体として3社が設立を決定。高雄市の臨海工業区で高級接着剤や医療、包装など向けの付加価値の高い石化製品を生産する計画だったが、地元住民の反対などにより15年5月に工場建設の中止が決まり、従業員も全員解雇していた。さらに、生産を計画していたスチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体(SIS)が、ここ1年で中国で製造されるようになるなど市場環境が変化し、想定していた投資効果が見込めなくなったため解散が決まった。
解散による損失額はTSRCが2億8,000万台湾元(約10億5,000万円)で、CPCは3億5,000万~5億元の見通し。
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