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有機食品関連2社、期限切れ商品を販売


ニュース 食品 作成日:2017年5月5日_記事番号:T00070383

有機食品関連2社、期限切れ商品を販売

 衛生福利部(衛福部)食品薬物管理署(TFDA)は3日、高雄地方法院検察署などと共同で有機食品関連会社「春橋田股份有限公司」および「台湾有機有限公司」の営業拠点や加工場で立ち入り捜査を行い、期限切れのカシューナッツ、アーモンド、黒砂糖などを包装し直して改ざんした有効期限を印刷、再販売していたことを突き止めた。中には期限が切れてから約9年が経過していた商品も見つかった。5日付自由時報が報じた。

/date/2017/05/05/07annin_2.jpg押収された商品のうち杏仁の原料は08年に期限が切れていた(4日=中央社)

 TFDAによると、同2社が販売していた期限切れ食品は▽純原蔗黒糖粉▽純原蔗黒砂糖▽健康即食腰果▽健康即食杏仁果▽自然健康杏仁果(生)▽自然健康燕麦片▽光中杏──の7商品で、今回の捜査で原料と製品合わせて31点、約29トンを押収した。

 これら7商品を仕入れた業者に対し、TFDAは6日午前0時までに売り場から撤去するよう指示したが、現在も出荷先の調査が続いており、完了次第公表する方針だ。

 なお期限切れ食品を販売した場合、食品安全衛生管理法違反で6万~2億台湾元(約22万~7億5,000万円)の罰金が科されるという。このほか検察は4日、2社の幹部4人を詐欺罪、文書不実記載などの容疑で逮捕した。