ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

永碩が和碩傘下に、華碩の分社化が完成へ


ニュース 電子 作成日:2008年4月25日_記事番号:T00007039

永碩が和碩傘下に、華碩の分社化が完成へ

 
 自社ブランド生産と受託生産事業の分離を進める華碩電脳(ASUS)は24日董事会を開き、傘下でパソコン(PC)以外の電子機器の受託生産を行う永碩聯合国際(ユニハン)を、PC関連の受託生産を行う和碩聯合科技(ペガトロン)の傘下に組み入れて、受託生産事業を統合することを決定した。和碩は永碩の株式100%を保有し、5月1日に株式移譲が行われる。姚徳慈和碩スポークスパーソンは、「これにより分社化が真の完成を迎える」と語った。25日蘋果日報が報じた。
T000070391

 
 姚スポークスパーソンによると、和碩と永碩は共に傘下に10の事業単位を抱えており、今後2社を合併して単一の会社とする計画はないという。株式上場の際、どちらの会社を主体とするかという質問に対しては、「業務を軌道に乗せることが先で上場についてはまだ何も考えていない」と回答した。

 業界では、「デルのノートブック型パソコン受注200万台が流失」との観測が出るなど、和碩の受注に関する競争力に疑問の声が上がっているが、姚スポークスパーソンは、「和碩と永碩の今年の売上高目標5,500億台湾元(約1兆8,900億円)に変更はなく、5,000億の商売ができる会社がつぶれることはない」と受け流した。