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医療機器・材料産業の16年生産額、過去最高の629億元【図】


ニュース 医薬 作成日:2017年5月8日_記事番号:T00070405

医療機器・材料産業の16年生産額、過去最高の629億元【図】

 経済部統計処が5日発表した統計によると、台湾の医療機器・材料産業の2016年生産額は629億台湾元(約2,350億円)と前年比11.2%増加し、過去最高を更新した。王淑娟副処長は、うち眼鏡製造業が16%増の287億元で、その過半をコンタクトレンズが占めたと説明した。6日付工商時報が報じた。

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 王副処長は、台湾メーカーのコンタクトレンズはコストパフォーマンスが高いと台湾内外で好評で、生産額は8年連続2桁成長、年平均成長率は25.8%に上ると説明した。また、コンタクトレンズは粗利益率が高く、電子メーカーが相次いで参入していると指摘した。

 このほか、注射器、血糖値測定器、人工関節などの需要増大により、医療設備・用品産業の16年生産額は249億元と前年比6.4%増加した。また、血糖測定用試薬の需要増大により、医療用化学製品の16年生産額は93億元と10.5%増加した。

 医療機器・材料産業の16年輸出額は前年比6.6%増の16億米ドルだった。主な輸出先は米国、日本、中国。うち眼鏡類が44.1%を占めた。一方、輸入額は0.4%増の19億米ドルで、うち5割以上が米国、日本、ドイツ製のハイエンド医療設備だった。