ニュース 社会 作成日:2017年5月8日_記事番号:T00070414
日本統治時代、農業用水の「嘉南大圳(たいしゅう)」を整備した功績で知られる八田與一(よいち)氏の恒例の慰霊祭が、同氏の命日の8日、台南市の烏山頭ダムで行われた。銅像は4月中旬、頭部が切り取られているのが見つかったが、嘉南農田水利会、台南市政府、奇美博物館が協力して修復させ、7日に除幕式が行われた。8日付自由時報などが伝えた。
頼市長(右3)は除幕式に参加した遺族に、銅像を守れなかったことへの遺憾の意を述べた。これに対し、孫の修一さん(右1)は迅速な修理に感謝の意を示した(7日=中央社)
除幕式では頼清徳台南市長が「銅像が破壊されるという試練のため、台日間の気持ちはむしろ深まった」などとあいさつした。
除幕式には、八田氏の孫の八田修一氏、日本台湾交流協会高雄事務所の中郡錦蔵所長、八田氏の出身地、石川県金沢市の山野之義市長らが出席した。
8日付聯合報によると、慰霊祭には蔡英文総統、林全行政院長らが出席の予定だった。しかし、銅像破壊事件を受けて、エスニックグループ(群族)間の感情摩擦を刺激することを避けるため参加を見合わせた。
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