ニュース 電子 作成日:2017年5月9日_記事番号:T00070421
アップルが下半期に発売するとみられるスマートフォン次期機種「iPhone8」のうち、5.8インチの有機EL(OLED)パネル搭載版は鴻海精密工業が全て組み立てるとの観測が浮上しており、控えめに見積もっても受注は9割以上とされる。9日付工商時報が報じた。
iPhone8の5.8インチ有機ELパネル版は平均販売価格(ASP)が1,000米ドルに上り、iPhone8出荷全体の6割を占めると予想されている。このため、観測が事実であれば、鴻海の粗利益率は2013年の国際財務報告基準(IFRS)導入以降で最高となった昨年第4四半期の8.44%を上回り、同社の業績に貢献するとみられている。
ただ、アップル製品の動向分析で定評がある凱基証券投資顧問(KGIインベストメント・アドバイザリー)の郭明錤アナリストは、5.8インチ有機ELパネル版は組み立て難易度が高く、最悪の場合は量産が10~11月にずれ込む恐れがあると予想した。この場合、iPhone8の2017年出荷台数は8,000万~9,000万台へと市場予想の1億~1億2,000万台より15~25%下振れするとの見方だ。
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