ニュース 電子 作成日:2017年5月9日_記事番号:T00070426
台湾サムスン電子の李元栄モバイル情報部副総経理は、今年のスマートフォン旗艦機種「ギャラクシーS8」(5.8インチ)と「S8プラス」(6.2インチ)の売れ行きが好調で、台湾全土の販路で品切れになっていると話した。サムスンは昨年「ギャラクシーノート7」が相次ぐ爆発事故で販売停止に追い込まれており、「S8」は失敗の許されない機種だが、台湾での出足は好調なもようだ。9日付工商時報が報じた。
アップル「iPadプロ」対抗とみられる「ギャラクシータブS3」はSペン付属で、手描き入力が可能だ(8日=中央社)
李総経理は、4月の台湾スマホ市場は消費者の購買意欲が低かったため販売台数が3月を下回ったとみられるが、5月は「S8」と「S8プラス」の効果により販売台数を回復するとの見方を示した。「S8」と「S8プラス」の販売比率は予約時の20対80と大差なく、最終的に25対75に落ち着くと予想した。
台湾では「S8プラス」のような大画面スマホが人気で、7インチなどのタブレット端末市場を侵食している。李総経理は、昨年の台湾タブレット市場規模は70万台余りと前年比12%減少し、今年は60万~70万台へとさらに落ち込むと予想した。同社は今後、大画面スマホとのすみ分けを図るため、タッチペン対応や7インチ以上の大型化などでタブレットの付加価値を向上させると説明した。
同社は8日、9.7インチの新型タブレット「ギャラクシータブS3」を12日に台湾で発売すると発表した。販売価格は1万9,900台湾元(約7万5,000円)から。
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