ニュース 石油・化学 作成日:2017年5月9日_記事番号:T00070427
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が8日発表した4月連結売上高は1,107億200万台湾元(約4,160億円)で、前月比10.8%減、前年同月比2.1%増だった。中国政府による金融引き締めや、川下メーカーの間での模様眺めムードの広がり、および定期検査といった要因を受けて全社が前月比で減収となった。9日付経済日報が報じた。
主要4社の4月連結売上高は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、165億4,600万元(前月比8.2%減、前年同月比8.8%増)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)、242億6,300万元(前月比5.9%減、前年同月比2.7%増)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、276億1,900万元(前月比6.4%減、前年同月比2.8%増)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、422億7,400万元(前月比16.8%減、前年同月比1%減)──。台塑は4社の中で前年比増収幅が最高だった。
4月売上高について台塑は、苛性ソーダ、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロニトリル(AN)の価格が上昇、特にANの上昇幅は50~60%に達し増収に貢献した一方で、中国政府による融資引き締めで出荷が減少し、主要製品であるPVCの販売減が顕著だったと説明した。台化の洪福源副董事長は、融資引き締めで市場の消費マインドが低下、石化製品価格は5月も下落が続いており、どこまで下落するか見通しがつかないと不安感を示した。
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