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遠東航空の労働争議妥結、客室乗務員の時給引き上げ


ニュース 運輸 作成日:2017年5月9日_記事番号:T00070433

遠東航空の労働争議妥結、客室乗務員の時給引き上げ

 遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)は、労働組合を結成した客室乗務員17人を解雇したことに従業員の反発が広がったことを受けて、解雇を撤回した上で8日に改めて交渉を行い、17人の時給を180台湾元から272元(約1,020円)に引き上げること、および解雇期間中の5月4~8日の給与と交通費の支給を決定した。9日付工商時報が報じた。

 解雇された客室乗務員らは、会社側が勤続満1年経過時に時給を引き上げるとした約束を履行しなかったとして労組を結成。その後会社側から解雇を通告されたため、他の客室乗務員が集団で休暇を取得して抗議し、一部のフライトに影響が出ていた。

エンジン不足、民航局が改善要求

 遠東航空は現在8機の機体を保有しており、エンジンが最低16基必要となる。しかし同社はエンジンを14基しか保有しておらず、交通部民用航空局(民航局)は予備部品も不足していると指摘し、新たなエンジンを早期に導入するように求めた。

 これに対し遠東航空は、今月中旬にも新たなエンジンが到着すると表明した。