ニュース 電子 作成日:2017年5月10日_記事番号:T00070449
市場観測によると、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は、ハイエンドスマートフォン向けプロセッサー「Helio X20」の在庫が数百万個に上っており、早ければ第3四半期に損失計上し、赤字に転落する恐れがある。同社広報担当は「聞いたことがない」とコメントした。10日付経済日報が報じた。
メディアテックは昨年、主力製品として「X20」をリリースし、中国の動画配信大手、楽視網信息技術(LeEco)が最初の顧客としてスマホ「超級手機2(Le Max 2)」に採用した。
市場観測によると、楽視網は資金難に陥ったが、メディアテックは代金受領後に出荷したため、売掛金未回収とはならなかった。ただ、楽視網の経営が昨年下半期から急速に悪化したほか、他の顧客の「X20」需要も鈍化したため、在庫が膨れ上がった。
証券会社は、「X20」のコストは約20米ドル、在庫総額は1億~2億米ドルと予想した。今年7月、台湾積体電路製造(TSMC)元執行長の蔡力行氏がメディアテック共同執行長に就任予定で、一気に損失計上する可能性がある。
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