ニュース 政治 作成日:2017年5月10日_記事番号:T00070464
台湾が今年の世界保健機関(WHO)の年次総会、世界保健総会(WHA)に招待されなかったことについて、総統府は9日、「台湾の参加を排除することはWHOの基本原則に反する」と批判する声明を発表した。10日付自由時報が伝えた。
総統府は「WHOは台湾が世界の防疫システムの一翼を担っていること、2,300万の台湾人は差別待遇のない健康権益を享受すべきことを直視すべきだ」と指摘した。
一方、外交部の王珮玲報道官は「8日はネット上での出席登録の締め切り日というだけで、もし招待が得られれば、ジュネーブの事務局に参加を申し出たい。最後の一刻まで努力する」と述べた。
外交部はWHAへの出席がかなわない場合でも、開催都市ジュネーブの会場外で台湾と関係が深い国々と二国間会談を行い、情報の把握、交換に努める方針だ。米国、日本、カナダなどはWHO事務局に対し、台湾に招待状を送るよう働き掛けを行ったとされる。
日本の菅義偉官房長官は9日、「感染症対策をはじめ、国際保健課題への対応に地理的空白を生じさせないためにも、台湾が何らかの形で参加することが望ましい」と述べ、台湾がこれまで通りにWHAにオブザーバー参加することを支持する考えを示した。
これに対し、蔡英文総統はツイッターを通じ、日本語で「日本政府による心強いご支持に対して感謝したい」と謝意を表した。
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