ニュース 社会 作成日:2017年5月10日_記事番号:T00070468
女性作家の林奕含さん(26)が先月末、学生時代に補習班(学習塾・予備校)講師から受けた性的暴力による心の傷が原因で自殺したとされる事件を受け、台南地方検察署は9日、「犯人」として名前が挙がっている国語講師、陳星(本名・陳国星)氏から参考人として事情聴取を行った。陳氏は同日夜、林さんとの不倫の事実を認めつつ、交際時、彼女が既に18歳を過ぎて成人しており、講師と生徒の関係にはなかったことを示し、性的関係を強要した事実はないと示唆(しさ)する声明を発表した。10日付自由時報などが報じた。
声明によると、陳氏は2009年2月に自身が授業を持つ補習班で高校3年生だった林さんと出会ったが、当時は単に講師と生徒の関係で個人的な付き合いはなかったという。その後、同年8月初めに林さんが高校を卒業し、大学入学のため台北を訪れたことをきっかけに交際が始まったが、2カ月ほど経過したところで林さんの両親や陳氏の妻に二人の関係が発覚したことで交際に終止符が打たれたそうだ。
なお法曹界関係者によると、台湾では16歳未満の者と性的関係を持った場合は犯罪となるが、16歳以上だった場合、地位や権力を利用して強要した事実がなければ法的責任は問われないという。このため陳氏の声明については「法的責任がないことを説明するもの」との指摘が上がっている。
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