ニュース 電子 作成日:2017年5月10日_記事番号:T00070471
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)が9日発表した第1四半期純損失は20億台湾元(約75億円)と前期比35%縮小したが、8四半期連続の赤字となった。張嘉臨スマホ・IoT(モノのインターネット)事業総経理は、販売台数は近年低迷しているが、スマホ市場から撤退することはないと強調した。10日付電子時報などが報じた。
第1四半期売上高は145億元で前期比34.8%減だった。ハイエンドスマホ新機種「HTC Uウルトラ」発売が貢献し、粗利益率が16.3%と5.8ポイント上昇して過去6四半期で最高となった。
HTCは、今年は製品投入数と製品構造の改善を進め、運営コストをスリム化すると説明した。第5世代移動通信システム(5G)時代に向け、革新的なスマホを発売し、成長軌道を取り戻し、早急な赤字脱却を目指すと強調した。
張総経理は、スマホ市場の同質化が進む中、製品投入数が利益に直結しなくなったと指摘。台湾市場では1万元以下の機種が60%を占め、ハイエンド機種の販売規模縮小が続いていると説明した。ただ、ロー~ミドルエンド機種に注力し過ぎれば、ブランド価値に響くとして、同社は今後もミドル~ハイエンド機種に専念すると強調した。
HTCは来週発表する旗艦機種「HTC U」に救世主の役割を期待している(9日=中央社)
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