ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年5月11日_記事番号:T00070486
中国鋼鉄(CSC)は10日、今年の賃上げ幅を2.8%とすることを董事会で決議した。5年連続の賃上げで、賃上げ幅は近年で最も高い。4月1日にさかのぼって適用する。11日付経済日報が報じた。
CSC幹部は、昨年の同社純利益が160億3,800万台湾元(約610億円)に上り、目標を達成したと指摘。昨今の急激な物価上昇を考慮したほか、今後の市場見通しが楽観でき、人件費の増加に耐え得ると判断したと説明した。
同社の今年第1四半期純利益は37億500万元で前期比2.9%増、前年同期の7.68倍だった。主要鉄鋼製品価格を1トン当たり平均2,265元、12.6%引き上げたこと、および海外の鉄鋼価格上昇を受け顧客が調達を加速したことが主因だ。
第2四半期の展望について同社は、中国の鉄鋼製品価格が下落に転じ、川下の調達意欲に影響が出ていると指摘した。ただ、価格変動で適正な相場を取り戻し、健全な市況が続くとの見方を示した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722