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ハイウィンの手術支援ロボット、6月末に認証取得へ【図】


ニュース 機械 作成日:2017年5月11日_記事番号:T00070487

ハイウィンの手術支援ロボット、6月末に認証取得へ【図】

 工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)の卓永財董事長は10日、低侵襲手術支援ロボットの認証を6月末に取得できる見通しだと述べた。台湾と韓国から受注し、相次いで出荷する見込みだ。初年度は売上高貢献が小さいが、同社ロボット事業のブレークスルーになると強調した。11日付蘋果日報が報じた。

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 卓董事長は、体内に入れる低侵襲手術支援ロボットは高い水準が要求されるため、認証取得は大きな一歩だと話した。

 同日発表した第1四半期売上高は43億台湾元(約160億円)で前年同期比44%増、純利益は2億8,600万元で198%増と、約3倍だった。

 ファウンドリーや中国の液晶パネルメーカーの生産拡大に伴い、スマートロボットの需要が高まっている。卓董事長は、同社の出荷規模拡大につながり、一部製品は既に黒字化したと説明した。半導体生産用ロボットは今年黒字転換すると予想した。

 卓董事長は、現在受注が満杯で、材料不足のため受注を消化し切れず、アップルなど顧客に急かされていると話した。現在は受注することより受注をこなすことが課題のため、上半期に出荷が終わらず、下半期は工作機械の受注が鈍化すると予想した。