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製靴のPCG、台湾元高で1~4月減収


ニュース その他製造 作成日:2017年5月11日_記事番号:T00070490

製靴のPCG、台湾元高で1~4月減収

 製靴最大手、宝成国際集団(PCG)が10日発表した4月連結売上高は243億8,400万台湾元(約920億円)で、前年同月比1.9%増だった。しかし、香港子会社の裕元工業が台湾元高によって台湾元換算の売上高が減少した影響で、1~4月では899億3,000万元と前年同期比1.6%減少した。11日付経済日報などが伝えた。

 裕元工業は4月売上高が前年同月比8.4%増の8億米ドル、1~4月は前年同期比4.9%増の27億6,600万米ドルと、米ドル建てでは増収だった。PCG傘下のスポーツウエア小売部門、宝勝国際は、4月売上高が19億700万人民元(約320億円)で前年同月比18.5%増。1~4月は65億8,100万元で前年同期比15.9%増だった。

 別の製靴大手、豊泰企業の4月連結売上高は45億1,000万元で、前年同月比6.4%減。1~4月は180億9,700万元で4.9%減だった。アナリストによると、中国やインドネシアからインドへの生産移転に伴う平均単価の下落と、台湾元の上昇が減収につながった。

 第1四半期の靴の生産量は2,378万足で前年同期比4.7%増。販売量は2,430万足で同9.5%増だった。第2四半期の靴の生産量は前期比7%増、前年同期比5%増の2,550万足、販売量は前期比、前年同期比とも3%増となる2,510万足と予測している。