ニュース 電子 作成日:2017年5月11日_記事番号:T00070495
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が10日発表した第1四半期純利益は、前期比9.1%増の118億5,800万台湾元(約450億円)で、2010年の3社合併以降で最高だった。蕭志弘総経理は、今年は米国の成長、中国の安定、新興市場の勢い加速が予想され、パネル産業の景気は昨年より改善すると予測した。11日付工商時報などが報じた。
第1四半期連結売上高は860億2,600万元で前期比3.8%減だった。粗利益率は23.6%で1.4ポイント上昇、営業利益率は17%、純利益率は13.8%と、3つの利益率はいずれも過去最高だった。一方、4月の連結売上高は283億8,300万元で前月比9.5%減、前年同月比35.6%増だった。
蕭総経理は、第2四半期の大型パネル出荷枚数は前期比で7~9%増えるが、平均販売価格(ASP)は3%下落すると予測。一方、中小型パネル出荷枚数は7~9%減少し、ASPは11~14%上昇すると予測した。
完成品までテレビ一貫生産
王志超董事長は、今年は同社がテレビ完成品に参入する「テレビ元年」だと述べた。テレビ組み立てに強い親会社の鴻海精密工業から学びたいと述べた。
テレビ製品事業群の洪茂盛総経理は、第2四半期の北米やアジアの新興市場は需要が旺盛だが、中国は前期比20%減少すると予測した。ただ、中国の第1四半期のテレビ平均サイズは44.7~45インチまで拡大したと指摘した。
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