ニュース 政治 作成日:2017年5月11日_記事番号:T00070498
新華社によると、中国の江沢民政権で副首相、外相を務めた銭其琛氏が9日夜、北京で死去した。89歳だった。11日付聨合報が報じた。
銭元副首相は中国共産党中央の対台領導小組の副組長を務め、さまざまな対台湾政策を主導した。中でも1995年に発表した香港と台湾の関係に関する「香港の台湾関連問題に関する基本原則と政策」(通称・銭七条)は現在まで受け継がれている。
銭元副首相は台湾と中国の航空路線を「両岸路線」と呼び、国際線とは別の地域路線として位置付けることが可能だとの認識を示したことでも知られる。このほか、2002年には「大半の民進党員と少数の頑固な台湾独立分子は異なる」と述べ、民進党関係者が「適切な身分」で訪中することを認める姿勢を打ち出した。
銭元副首相は88年から10年間、外相を務め、この間サウジアラビア、韓国、南アフリカなど、台湾の当時の重要な友好国を台湾と断交させ、中国と国交を結んだ。
なお、外相時代の最大の失敗は95年の李登輝訪米とされ、03年に発表した著書「外交十記」で米国にだまされたとの不満を述べている。
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