ニュース 社会 作成日:2017年5月11日_記事番号:T00070500
今年初めまで国防部参謀本部でミサイル指揮官を務めた台湾陸軍馬祖防衛指揮部(馬防部)の謝嘉康副指揮官が中国に軍事機密を漏らしたとされる事件で、検察は中国側の諜報組織への協力を持ち掛けた退役軍人の辛澎生元上校(大佐)が10年前の段階で中国側と通じていた疑いがあるとみて調べている。11日付自由時報が伝えた。
調べによると、辛元上校は10年前に国防部参謀本部のミサイル指揮部で参謀長を務めていた当時から中国に取り込まれ、長期にわたり重要な軍事機密が漏れていた疑いがあるという。辛元上校は2008年に退役し、09年と10年に謝副指揮官とタイ、マレーシアに旅行していた。
一方、謝副指揮官は今年1月に馬防部に異動となったが、国防部は10日、「昨年時点で謝副指揮官が中国の国家安全部門に取り込まれた人物と接触した疑いがあることが判明し、国家安全部門に通報するとともに、異動させたものだ」と説明した。「中国の国家安全部門に取り込まれた人物」は辛元上校を指すとみられる。
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