ニュース 電子 作成日:2017年5月12日_記事番号:T00070506
華碩電脳(ASUS)の沈振来(ジェリー・シェン)執行長は11日、スマートフォン旗艦機種「ZenFone」シリーズの次世代「ZenFone4」を5月末に量産、7月初めに20カ国・地域で発売するため、スマホ事業は第2四半期売上高が前期比20~25%減少し、赤字に転落する恐れがあると語った。ただ、通年では黒字を目指すと表明した。12日付蘋果日報が報じた。
市場関係者は、ASUSの第2四半期スマホ出荷台数は損益分岐点の400万台を下回ると予想している。沈執行長は、スマホ業界はもはや低価格だけでは生き残れないため、ミドル~ハイエンド市場に攻勢をかける必要があると説明。革新的な製品でマーケティングのリソース不足を補えればブレークスルーのチャンスはまだあると強調した。
ASUSの第1四半期売上高は前期比16%減の982億600万台湾元(約3,700億円)、純利益は26%減の36億5,100万元だった。台湾元高による重要部品の調達コスト上昇、ノートパソコン市場の価格競争を受け、証券会社は、ASUSの第2四半期営業利益率は3%と0.9ポイント下落し、世界金融危機の影響を受けた2009年第3四半期以来の最低を記録すると予想した。
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