ニュース 電子 作成日:2017年5月15日_記事番号:T00070531
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)は12日、嘉義県で電気自動車(EV)向けに銅箔(はく)工場を増設すると発表した。投資額は53億7,000万台湾元(約200億円)。2019年第3四半期に稼働予定で、年産能力1万8,000トンの計画だ。13日付経済日報などが報じた。
嘉義県新港工場区に増設する銅箔第4工場では、利益率の高い厚銅箔やリチウムイオン電池向け銅箔を生産する計画。年産額は60億元を見込む。
呉嘉昭董事長は、中国や日本などのEV注力で、EV用リチウムイオン電池の主要材料の銅箔が深刻な供給不足だと説明。既存の工場がフル稼働のため、今後の受注拡大を見越し、増設を決めたと説明した。
同社は現在、銅箔工場が中台に3基ずつあり、年産能力は9万トン(台湾3万2,400トン、中国5万7,600トン)で世界首位。嘉義の第4工場稼働とボトルネック除去により、年産能力は11万4,000トンまで増える見通しだ。
同社はこのほか、嘉義第2工場にポリプロピレン(PP)を主原料とする合成紙の生産設備を導入する。投資額は11億9,000万元。呉董事長は、合成紙の年産能力は6万5,000トンから8万7,000トンに増えると説明した。年産額16億元を見込む。
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