工作機械大手、友嘉集団（フェアフレンドグループ、ＦＦＧ）は、製造業高度化を促す欧州委員会の「未来の工場（ＦｏＦ、ファクトリーズ・オブ・ザ・フューチャー）」計画の助成金獲得に向け、台湾内外13社とアライアンスを結成すると明らかにした。傘下の独ＭＡＧ、イタリアＪＯＢＳ、スイスのフィフナーが主体となり、2018年までに自動車、航空宇宙の分野でスマート工場のモデル計画を提出する。助成金を獲得できれば２年以内に成果を発表する予定だ。13日付工商時報が報じた。
アライアンスを結成する13社は▽仏ダッソー・システムズ▽独シーメンス▽独クーカ▽独ＳＡＰ▽独ボッシュ▽オーストリアのＢ＆Ｒ▽ファナック▽米マイクロソフト▽米ロックウェル・オートメーション▽宏達国際電子（ＨＴＣ）▽宏碁（エイサー）▽研華科技（アドバンテック）▽台達電子工業（デルタ・エレクトロニクス）──。
ＦＯＦ計画では今後、11億5,000万ユーロ（約1,400億円）の助成金が支給される予定だ。
