ニュース 運輸 作成日:2017年5月15日_記事番号:T00070543
14日付蘋果日報が読者からの投書を基に報じたところによると、台湾高速鉄路(高鉄)で10日、左営駅から高雄市燕巣区の車両基地へ向かう予定だった回送列車が上り線の軌道に誤進入し、台南駅まで運行するというトラブルが発生した。同様のトラブルは高鉄開業以来初めてのケース。高鉄によると、人為的なミスが原因で、処分を検討中だ。
匿名読者の投書によると、今回トラブルを起こした列車は10日午後3時ごろ、乗客を乗せずに台中駅~左営駅でテスト運行を行った後、燕巣車両基地に向かう予定だったが、台南駅にある運行制御センターの管理員がポイント切り替えを怠ったことから列車が車両工場に向かわず、北上したという。
その後、列車は切り替えポイントを約1キロメートル過ぎた地点で一緊急停止したが、そのまま北上して台南駅で折り返し、車両工場へ向かった。
高鉄はトラブル発生の事実を認めた上で、車内に乗客はおらず、自動列車制御装置(ATC)の監視の下、走行する列車の間隔が近過ぎた場合、自動的にブレーキがかかるシステムとなっているため、追突などの事故が発生する危険はなかったと説明した。
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