ニュース 食品 作成日:2017年5月16日_記事番号:T00070560
味全食品工業が16日発表した第1四半期決算は、為替差益の恩恵を受けて4,672万台湾元(約1億7,600万円)に達し、頂新国際集団の不正食品油事件を受けて2014年第3四半期以降10四半期続いていた四半期ベースの赤字からようやく脱却した。16日付工商時報などが報じた。
第1四半期の連結売上高は35億9,800万元で前年同期から横ばい、粗利益率は26.14%で前年同期比で2.17ポイント改善した。ただ、本業のもうけを示す営業損益は依然1億2,600万元の赤字で、前年同期の損失5億3,300万元からは大きく改善したものの依然マイナスで、2億元余りの為替差益に救われた形だ。
陳永清董事長は「台湾市場は依然良いとは言えず、引き続き圧力もあるが撤退することはない。今後も食品安全に注力しつつやっていく」とコメントした。昨年以降、台中、斗六(雲林県)、高雄、龍潭(桃園市)の全4工場で食品安全・品質管理規格SQF(食品安全システム)の認証を取得した。陳董事長はまた、新商品を発売していく考えも示した。
同社は中国市場での売上高が台湾を上回っており、乳酸菌飲料市場では3位、「毎日C」は果汁100%ジュース市場で首位ブランドになっている。
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