ニュース 商業・サービス 作成日:2017年5月16日_記事番号:T00070565
蔡英文政権が誕生した昨年以降、台湾を訪れる中国人観光客が激減した影響で観光、旅行関連業界は厳しい経営状況に直面している。そんな中、中国人観光客を主力顧客としていた台北市の牛肉麺店「宝島味牛肉麺」も今月25日で営業を停止することとなったが、同店はこのほど「政府の徳政のおかげで店じまいすることになった」と皮肉を込めた「閉店のお知らせ」を張り出した。聯合報電子版が15日報じた。
閉店した牛肉麺店では、高雄市の「康煲牛肉麺」も昨年9月、「陸客(中国人客)の台湾観光を拒絶する蔡総統の徳政に感謝する。おかげで10年以上かけて生み出した成果があっという間に台無しになった」と記した告知を行っていた。
中国人観光客は現在も減り続けており、行政院大陸委員会(陸委会)の統計によると、今年1~4月の来台者数は61万524人と、前年同期比50.2%の大幅な減少を記録。うち団体客は26万7,447人で61%減、規制緩和を進めた個人客も34万3,077人にとどまり36.3%の減少となった。
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